2010年12月16日
Canon G11
ハタ子「嫌ぁねぇ。さっきからジロジロ、パシャパシャと気味が悪いわ。」
ハタ夫「『カメラを持って筒を咥えた黒ずくめの中年男がしつこく撮影する事案が発生』
と、安まちメールが来ていたぞ。用心しないとな。」
なんて、会話が聞こえてきそうなハタタテハゼのカップル(と思う)。
-8m前後の比較的浅い、砂地にサンゴの残骸が点在する海底に居ました。
ハタタテハゼはだいたいペアでテリトリーを持っているようで、
このペアもずっと同じ場所で2匹揃って逃げる事無くいつまでも撮影させてくれました。
しかし、この深度だとカメラにとっては暗いのでしょうか、合焦に時間がかかり
AF枠が待望の緑に変わった時には、既に移動している、身を翻している、
ペアの片方はどこかへ離れている等等、撮影には結構泣かされますw
(01:00)
2010年12月15日
Canon G11
前回の「ギンポ劇場」の続きでもないのですが、右のヤエヤマギンポと一緒に
さりげなく登場したのが、今回の主役インドカエルウオです。
キイロサンゴハゼに少し似ていて、海中では勘違いする事もあります(^_^;
幼魚のうちはこのように黄色く可愛らしい姿をしています。
この固体は3cm程度でしょうか。
このインドカエルウオの顔は、キイロサンゴハゼの素直な可愛らしさと比べ、
ドラえもんのスネ男タイプとでもいいましょうか、少しひねくれた顔に見えますw
主に、このような浅いサンゴの枝間に生息しています。
これも、キイロサンゴハゼと似た住環境ですね。
しかし、決定的に違うのが次の画像。
成長した姿がコレですw
成体になるとこんな黒い姿になってしまいます。
この固体で7cm程度でしょうか。
まさに、可愛かった子役の、「あの人は今」状態ですね。
いやまぁ、これはこれで愛嬌はあるんですがねぇw
(01:00)
2010年12月14日
2010年12月13日
SONY α55 SAL70300G
かなり久しぶりの更新ですが、何事も無かったかのように再開しますw
つい最近、初の一眼レフカメラを購入して、それまでの相棒Sanyo Xacti C6より
綺麗に撮れる事に喜んで、被写体を探してみたり。
(α55が一眼レフかどうかの議論は無用であるw)
写真ビギナーなボクにとっては、野鳥のアイドルと言えば、
まずカワセミが思い浮かびます。これってやっぱりミーハーかな?
おぼろげに、カワセミは綺麗な清流とか、山深い渓谷などの環境に生息している
と勝手にイメージしていたのですが、意外に近所の公園に居たりしてw
ホバリングやダイブシーンは撮れていませんが、魚を咥えて戻ってきた時には
シャッターを切れました。
この時期の日没の速さは尋常ではなく、昼過ぎからの撮影開始では
始動が遅過ぎる事を痛感w 既に夕日を浴びています。
この写真は同じ池のほとりの別の木で。
時間が更に進んでいる事と、とまった場所が陰なので、特徴のカワセミブルーが
くすんでしまいましたが、なかなかカワユイしぐさでお気に入りの写真です。
鳥を撮りだすと、長くて明るいレンズが欲しくなりますが、その先には
恐怖の沼が手招きして待ち受けているので要注意ですねw
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2010年03月13日
A75
これは何だ??
まるで、空を飛んでいるようなこの写真。
これは、アオリイカの幼体です。
一般的には、イカというとスルメイカのように、ロケットのような細長い胴体に、
「耳」とも表現される三角形のヒレを思い浮かべがちかもしれませんね。
しかし、このアオリイカは丸っぽい胴体に、その縁に沿ってグルりと
大きなヒレがあります。
鳥飼いの人には「イカの甲」「船」「カトルボーン」でおなじみの
コウイカと形は似ていますが、アオリイカには堅い甲は無く
柔らかい軟甲になっています。
この写真は底から水面を見上げるように撮影しています。
お腹側が見えているわけですが、透明感のある白い色をしていて
見え難いですよね。恐らく、捕食者に発見されにくいような
迷彩効果があるのでしょうね。
では横から見たらどうなっているのでしょう?
A75
横から見ると背中側にかけて茶色っぽい色をしているのがわかります。
この写真の撮影は10月半ばの和歌山県の串本の浅場。
この固体は足の先までで10cm程度でしょうか。
冬になる迄は、このように浅場で枯葉等に擬装してヒラヒラと漂っています。
ちなみに他生物間で形状や色彩が酷似する事を「擬態」と言います。
この時は100匹近い程の大群で、ボク達人間を怖がるでもなく、
逆に水面に浮いているとボクのお腹の下で隊列を組むように
集まってきて、長時間撮影させてくれました。
上から見たところも、いずれ紹介できればと思います。
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2010年03月10日
Xacti C6
猫である。
名前は…もうある。
シュヴァルツシルトだ。
:
:
午前中に潜った後、昼食を食べに寄った公園に居たネコ。
下品なベタ慣れでもなく、かと言って全く寄せ付けないでもない。
手が触れる距離でありながら、適度な距離感で遊んでくれた。
この日は、厚い雲に気まぐれに晴まが差すような空模様。
この時もどんよりとした雲が空を覆っていたのだが、
ネコが見つめる先の空は、雲の切れ間から青空が少し顔を出した。
その先に何を想い、何が見えたのか
ネコは意を決したように、歩き出した。
よし、行こう。
いつまでもここに留まっている訳にはいかない。
ボク達も次の目的地を探す為、車に乗り込んだ。
スルスルと静かに動き出した車の窓に
ポツポツと小さな雨粒があたり始めた。
あのネコは雲の切れ間の向う側に何を見たのだろう。
或いは見る事すら不可能な地平線だったのかもしれない。
何かの暗示かただの偶然か。
ボク達は答えを見つけられないまま
この地を後にした。
:
:
な~~んチてw 思わず物語ってしまいそうな
含みのあるキレイな眼を撮らせてくれたネコでした。
きっと野良ネコだけど、餌は近所のばっちゃんに
ご飯の残りでも貰っていそうな感じでした。
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2010年03月08日
A630
イソギンチャクエビです。
イソギンチャクカクレエビと呼ばれる事も多いようですが
イソギンチャクエビが正式和名のようです。
このエビも身体の多くの部分が透明で、その部分は
身体を構成しているのが不思議なほどの透明度です。
お腹の辺りがオレンジなのがわかるでしょうか?
そう、この固体は雌で抱卵しているんです。
雌の方が身体がドッシリ、ズングリと大きくなります。
この固体で2cm強くらいでしょうか。
このイソギンチャクエビはサンゴへの依存度が非常に高く
それ故、テリトリー意識もキツいようで、1つのサンゴに
単独か、もしくは1ペアのみで着いているようです。
抱卵しているという事は…
A630
はい!居ました!
こちらが、雄です。
雌よりスマートですね。
雌と比べると、抱卵しないので(当たり前w)腹節側面自体が
小さいので白い斑紋も小さく地味な印象を受けます。
その代わりに、爪が雌より大きく長いですね。
身体は雌より少し小さく、この固体で長い爪の先まででも
2cm程度でしょうか。
特に雄の方は常に左右に振り子のように
ゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆら
ゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆら
揺れていますが、たまに勢い余って引っくり返りそうになりますw
この現象は緯度が小さい地域で顕著に確認される事と
北半球と南半球ではこけ方が逆向きになる事から
コリオリの力が関係していると思われます。
(もちろん、この段落の件は冗談ですw 揺れてるのはホント)
雌は特に肝が据わっているようで、逃げる事無く
何ショットも撮影させてくれる、息堪えダイバーに優しい
いいエビでした!
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