2013年03月

2013年03月28日

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SONY α55 Tokina AT-X304


細長い8本脚なので、クモかと思いますよね。

分類的には節足動物門鋏角亜門クモ綱ザトウムシ目であり
クモと無関係では無いのですが、サソリと近縁だそうです。
以前はダニと近縁と言われた事も有るようですが、近年の
解析の結果、そうは考えられていないようです。

漢字では座頭虫。

盲人が杖を使うように、この長い脚で探るように歩く事から
「座頭」虫(メクラグモとも)という名前が付いたそうですが
1対2つの眼がちゃんとあるので、由来は間違い
という事になりますね。


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SONY α55 Tokina AT-X304


1枚目の写真ではわかりにくかったかもしれませんが
これがザトウムシの姿。
上の写真では、カメムシの仲間でしょうか、ザトウムシより
何倍も大きな虫を捕獲していました。

クモのように頭胸部と腹部がクビレで分かれていなくて
1つの豆から針金が生えているようですね。




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SONY α55 Tokina AT-X304


アリを捕食中の姿を正面から。

このように、基本的には昆虫等の肉食です。
見た目はクモのようですが、糸も出さずクモの巣のような
罠を仕掛ける事も無いので、活きた虫を直接狩りするだけでなく
死骸もよく食べるようです。


うっそうとした薄暗い森のような場所で、強い雨も降って来たので
光が全然足りず、3枚目は内蔵ストロボを使ってまいす。
やっぱりストロボ直射は画がキツイですね(^_^;



(00:00)

2013年03月26日

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Canon PowerShot G11


まるで船が帆を立てているように大きな第一背ビレを
持っている、その名もホタテツノハゼ。
角のように見えるのは、前鼻孔。鼻が良く効くのかな?

このホタテツノハゼも、他の共生ハゼと同じく
テッポウエビ等と共生しているんですが、エビとの
ツーショットは撮れませんでした(^_^;


(00:00)

2013年03月24日

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SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G


それ以上我が領域を侵犯し撮影を続けるなら
正義の柿による無慈悲でせん滅的な打撃で
断固として懲罰するニガァ~!


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SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G


第2、第3の、予想もつかない柿の稲妻で
容赦ない粉砕をするニガァ~!


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SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G


…脅しじゃないニガァ(;´Д`)

食糧が欲しい訳じゃないニガァ(;´Д`)


(00:00)

2013年03月22日

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SONY α55 Tokina AT-X304


日本の奄美大島、徳之島、沖縄北部にしか生息しない
絶滅危惧種であり、もちろん国の天然記念物である
日本で最大のネズミ、ケナガネズミ。

その名前が現すように、身体には2cm程度の体毛に
5~6cmの剛毛がツクツクと混ざっているのが写真から
わかるでしょうか。

もう一つの特徴である、尻尾の半分程度から白いのも
よくわかりますね。


ケナガネズミも、この時はじめてやっとちゃんと撮れたのですが
クロウサギの時と同じく、カワイイのかそうでもないのか…(^_^;


奄美はさすが東洋のガラパゴスと称されるだけあって
固有種や天然記念物の宝庫ですね。

他にも小笠原も西表も屋久島もそう呼ばれますね(^_^;


(00:00)

2013年03月17日

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SONY α55 MINOLTA Reflex500 F8


航空自衛隊の戦術輸送機C-130H。

米ロッキード社製の大ベストセラー機で長年世界中で運用されている。

重鈍な見た目には似合わず、高い短距離離着陸性能を持ち
艦載機では無い為、カタパルトもワイヤーも使用不可にもかかわらず
空母への離着艦を容易にやってのけたそうです。


機体番号073が黒煙を渦巻かせながら着陸態勢に。
後ろにも他の航空機が続いていますが、飛行機の着陸が
こんなに混み合ってて大丈夫なのでしょうか?(^_^;

この写真ではSSが早いままだったので、
プロペラが止まって写ってしまいましたね。

なんかこの写真、ジブリアニメに出て来そうなシルエットですね。


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SONY α55 SAL70300G


しばらく後に、もう1機降りて来ました。機体番号は086。
今度はプロペラが回るようにSSを落としてトライ。

着陸時にタイヤが接地するともうもうと煙が出ます。


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SONY α55 MINOLTA Reflex500 F8


この写真は先の073のタイヤ接地時のもの。
タイヤ間の白煙の中に薄っすらと火花が見えますね。

このC-130は悪条件下の戦地でも離着陸出来るように
ランディングギヤは高い剛性を持っているそうですが
これだけ火花や煙が出るって事は、タイヤ自体の消耗は
それなりに激しそうですよね。

もちろん、ジャンボ等の旅客機の着陸も同じように
接地時に白煙が上がりますし、火花が出る事もありますよ。


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SONY α55 SAL70300G


この086には後方胴体上面に電波航法のロランCアンテナがあり
通称タオルバーと呼ばれているとか。
ギリギリ確認出来ますね。



他には今問題になっているオスプレイや、最近沖縄に来た
A10などもズングリしているけど美しい、ブサカッコイイとでも
言うんでしょうかね。

特に軍ヲタな訳では無いんですが、機会があればそれらも
撮影してみたいですね。






(00:00)

2013年03月14日

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SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G


お詫び


この記事をアップした時には、グミと紹介していましたが
グミの実では無いのでは?とのご指摘を頂きました。
公園管理事務所に問い合わせたところ、この実は
サンシュユ(山茱萸)という事がわかりました。
お詫びして訂正させていただきます。


このサンシュユですが、中国、朝鮮半島原産で
江戸時代に生薬として栽培されるようになったそうですが
実(正確には偽果)は渋くて生食には向かないようです。
鳥も食べない程マズいのかな?w

生薬として山茱萸(ヤマグミ)の名前で日本薬局方に収録され
効能としては、強精、不妊、止血、解熱などの作用があるとの事。
漢方としても珍重され、ユンケルにも配合されているようですね。

和名のヤマグミは、漢字がグミの「茱萸」と同じく「山茱萸」なので
そのままの読みですね。
しかし、同じ「茱萸」と付きますが、グミ科とミズキ科なので
近縁では無いんでしょうね?

別名では、春に木一面に黄色い花が咲く事から「ハルコガネバナ」
秋の赤い実を珊瑚に例えて「アキサンゴ」とも呼ばれるとか。



撮影場所はいつもの公園ではありますが、結構広大な公園で
東京ディズニーランドの1.4倍、東京ドーム15個分の広さがあります。
よく聞く例えですが、ボクはどっちにも行った事ないのでピンときませんが(^_^;

とにかく、かなり広い公園なので、この中でたくさん撮影した写真の中の
1本の樹の場所を覚えているかどうかなんて、その日や翌日ならまだしも
何か月も経った後では、思い出すのも大変です。
しかも公園管理事務所に問い合わせるにしても、莫大な種類の樹木がある中
どの辺りに植えられている樹なのかを説明する事も不可能ですよね(^_^;

そこで、今回役だったのがカメラのGPS機能でした。
ボクが使っているα55にはGPS機能が付いているので
撮影地の座標を、その写真に情報として残せる機能があります。
公園内での撮影場所も、地図上にピンポイントで表示できるので
管理の方にも簡単に説明する事が出来ました。
バッテリー消費や、位置情報の漏洩などの懸念も無くは無いのですが
そこは使い方次第ですね。



今回に限らず、色々な動植物を紹介する時には
種の同定を誤らないように、これまで以上に注意して
いきたいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。



以下は当初の記事。


赤く可愛らしいグミという樹の実。

未熟で若いうちは渋みがあるそうですが、
ここまで赤く熟せば甘みが出て美味しいらしい。

でも、鳥の多い公園で、ここまで熟しても
まだ残っているという事は、渋いままなのかな?
いや、渋柿でも鳥は食べるはずだしなぁ。


撮影時は、熟すと甘く美味しくなるどころか
食べられるとか名前すら知らなかったので
1粒味見をしてみる発想もありませんでした(^_^;

ちなみに、グミとは「茱萸」と漢字もある大和言葉であり
ドイツ語でゴムを指すお菓子のグミとは関係無いそうです。



(00:00)

2013年03月12日

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SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G


この時期、どこででも見られるツグミは亜種ツグミで
この写真のツグミは亜種ハチジョウツグミ。

じゃ、本流の?ツグミってどんなの?と思って調べても
イマイチよくわかりません(^_^;

ま、とにかく普段よく見るツグミは亜種ツグミだそうで
それなら余りにも普通に居るので、それほど気に留める
事はないんですよね。普段は。

しかし、この時はどうも色が違う。
地面をついばみながら移動し、羽の先を落とした
立ち居振る舞いはツグミそのものなんだけど
何か違和感が。

と思って撮って調べてみたら、ハチジョウツグミという、
背は茶褐色で腹の班などが赤みのあるレンガ色をした
ツグミの亜種である事がわかりました。
と言っても、このハチジョウツグミも凄く珍しい訳では無い様子。


ハチジョウツグミはもっと赤班が多く赤みの強い
個体も多いようですが、体色には個体差が大きい。

更には亜種ツグミとの交雑もあり、赤みが少ない個体は
半分だけハチジョウで、揶揄して四畳半と呼ばれる事も
あるそうですね(^_^;
四畳半島といえばスネオの別荘地ですねw

名前の由来は八丈島で捕獲された事からだそうですが
別に八丈島原産と言う訳でなく、シベリアから中国、日本へ
渡って越冬する冬鳥です。

昔はよく食べられていたそうですね。
とても美味しかったそうですが、今では野鳥の捕獲自体が
禁止されています。

(00:00)

2013年03月09日

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Canon PowerShot G11


凸凹な身体がまるでアルプス山脈のような事から
その名前もユキヤマウミウシ、、、かと思いきや
こちらは、パイナップルウミウシのようです。

このパイナップルウミウシの透明感や綺麗な黄色を
引き立てる為に、ハイキーでホンワリとソフトに撮りました。

…と、言いたい所ですが、実はこの時、少し深い場所で
別の被写体をしこたま粘って撮っていて、既にdecoが
出ている上に、エア残圧もガイドさんとの取り決めより
消費してる状態で、浅場に移動中に見つけたので
出会い頭的に数枚しか撮る余裕が無かったんですよね(^_^;


もっとスクーバに慣れていたら、エア消費と残圧と
減圧のペースなんかがわかってきて、焦らなくてもいいのか
もう少し余裕をもって撮ってもよかったのかがわかるかな?


このパイナップルウミウシ、以前のピカチュウウミウシ
エントリ最後の追記で書いたウミウシのように
パイナップルの匂いでもするんでしょうかね?(^^

(00:00)

2013年03月08日

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SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G


先日のまん丸なルリビタキでも川辺の岩場でしたが
今回の写真は、より水際で、まるでセキレイのようですね。

水の中には入りませんでしたが、ルリビタキってこんなに
水際まで来るんですね。


(00:00)

2013年03月05日

2013030520130228
SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G


春の割にはススキの穂は冬っぽいですが(^_^;


以前紹介した秋色の時にも書きましたが、鳥を待っている時や
探している時、なかば暇つぶし的に、そこらで目に付いた物を
被写体として撮影する事も多いものです。



周辺ではやや口径食も出ていますがこれくらいなら
許容範囲でしょうかね。

この写真ではF4.5と半段絞っていますが、この場合
もっと絞ってススキの穂のもう少し広い範囲に
合掌させたいんですが、絞ると玉ボケが角ボケに
なってしまうので、なかなか葛藤があります(^_^;


(00:00)

2013年03月04日

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SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G


先日紹介したレンジャクですが、ナンテンの実を食べている
場面を紹介したように、普段は色々な木の実などを
主に食べる、草食系な傾向がありますが、繁殖期には
昆虫も食べるようです。

昆虫食の時は主に空中捕食だそうです。
この写真のヒレンジャクの上空に、3匹の蚊の様な
羽虫が飛んでいるのがわかるでしょうか?
視線からすると左の虫にロックオンしてますね。


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SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G

この写真では羽虫は1匹だけですが、大きく嘴を開けた先に
ロックオンされた羽虫が居るのがわかるでしょうか?

1枚目の写真の様に狙いを付け、ヒョイと飛び上がって
パクっと食べてしまいました。

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SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G

タイトルでは「狩り」と大袈裟に書きましたが、
実は結構お手軽な感じですね(^_^;



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