2010年03月08日

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イソギンチャクエビです。
イソギンチャクカクレエビと呼ばれる事も多いようですが
イソギンチャクエビが正式和名のようです。

このエビも身体の多くの部分が透明で、その部分は
身体を構成しているのが不思議なほどの透明度です。

お腹の辺りがオレンジなのがわかるでしょうか?
そう、この固体は雌で抱卵しているんです。
雌の方が身体がドッシリ、ズングリと大きくなります。
この固体で2cm強くらいでしょうか。

このイソギンチャクエビはサンゴへの依存度が非常に高く
それ故、テリトリー意識もキツいようで、1つのサンゴに
単独か、もしくは1ペアのみで着いているようです。


抱卵しているという事は…
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はい!居ました!
こちらが、雄です。

雌よりスマートですね。
雌と比べると、抱卵しないので(当たり前w)腹節側面自体が
小さいので白い斑紋も小さく地味な印象を受けます。
その代わりに、爪が雌より大きく長いですね。
身体は雌より少し小さく、この固体で長い爪の先まででも
2cm程度でしょうか。

特に雄の方は常に左右に振り子のように
ゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆら
ゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆら
揺れていますが、たまに勢い余って引っくり返りそうになりますw

この現象は緯度が小さい地域で顕著に確認される事と
北半球と南半球ではこけ方が逆向きになる事から
コリオリの力が関係していると思われます。
(もちろん、この段落の件は冗談ですw 揺れてるのはホント)
 
雌は特に肝が据わっているようで、逃げる事無く
何ショットも撮影させてくれる、息堪えダイバーに優しい
いいエビでした!




(01:01)

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この記事へのコメント

1. Posted by ringo   2010年03月09日 19:45
相変わらず凄い内容のキジですな。
よっ生物博士!
ぜひ赤道またいで転け方が逆になるか試してみたいw
2. Posted by くに   2010年03月11日 02:07
凄いスかw

どんどんブログの内容が怪しい方向に行ってますな。
ジャンルが違いすぎてリンク切られるかなw

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