2011年12月28日
SONY α55 Tokina AT-X304
都市公園内の小川に住んでいるヌートリアです。
写真の個体はまだ幼体で、体長20cm程度でしょうか。
上手に泳いで移動していました。
このヌートリア、デカいドブネズミのような姿です。
もちろん日本固有の動物ではなく、戦時に軍服用の毛皮をとる為に
フランスから輸入、飼育されたものが戦後、毛皮価格が暴落した事で
必要が無くなると放逐され野生化、繁殖してしまったそうです。
ヌートリアとはスペイン語でカワウソの毛皮の事だそうで、原産国の南米など
海外ではヌートリアではなく、英名のコイポと呼ばれるようです。
野生化ヌートリアは西日本に多く、特に岡山が日本一の生息数だそうです。
食性は草食で、水草などを食べ、絶滅危惧種のトンボの生息地を破壊したり
野菜、水田の稲なども食べ、穴を掘って巣を作る為に畦や堤防を
破壊される等から害獣に指定され、毎年多くが駆除されています。
イギリスでも繁殖し、10年かかって駆逐、絶滅させたそうです。
在来種と外来種の問題は様々な動植物で、深刻になっています。
直接関わっていないから気安く言える事かもしれませんが、
ただ単に気の毒に思いますね。毛皮をとる為に連れてこられ
価値が下がると今度は捨てられ、それでも野性の世界で
生き延びても、今度は忌み嫌われ駆除対象になるって、
めちゃくちゃ酷い話ですよね。
それにひきかえ、カピバラ。
どっちがどっちかよくわからない感じの動物なのに、カピバラの方は
温泉に柚子まで浮かべて貰って、毎年必ずニュースで取り上げられ
TVにまで出るほど人気者w
ちなみに、簡単な見分け方は、尻尾がネズミのように長いのが
先のヌートリア。尻尾が目立たないのがカピバラ。
(00:00)
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この記事へのコメント
1. Posted by ringo 2011年12月29日 23:54
そういえばアユモドキ見に行ったときもヌートリアいました!
でかいドブネズミみたいに泳いでいて
文字通りヌレネズミみたいになっていたなぁ。
外来種はあちこちで問題になっていますけど
つくづく人間って勝手ですよね^^;
でかいドブネズミみたいに泳いでいて
文字通りヌレネズミみたいになっていたなぁ。
外来種はあちこちで問題になっていますけど
つくづく人間って勝手ですよね^^;
2. Posted by くに 2011年12月30日 01:33
外来種問題って、人間のエゴだとか、動物達には罪は無いのに等と
改めて文字にしたり口にすると、凄く安っぽく感じてしまいますが
害獣指定された種ってホント気の毒に思います(^_^;
改めて文字にしたり口にすると、凄く安っぽく感じてしまいますが
害獣指定された種ってホント気の毒に思います(^_^;