石垣島

2013年06月24日

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Canon PowerShot A630


先日のスッポンのエントリで「陸ガメの方がかわいいなぁ」みたいな
発言をしましたが、日本では野生のリクガメを見る事が出来ない。
が、リクガメに近いのがこのヤエヤマセマルハコガメでしょう。
石垣島と西表島にのみ生息し、もちろん国の天然記念物です。

セマルハコガメはイシガメ科でありリクガメ上科である。

何だそれ?

イシガメ科はヌマガメ科に属していたが、ヌマガメ科よりもリクガメ科に
近縁として独立科とする説が有力。
だそうだ。

何だそれ??

分類は置いておいて、このドーム状にもっこりとした甲羅のフォルム。
やっぱりスッポンよりも可愛らしいですよね(^ω^)

上の写真は、石垣島の道路を横断中のセマルハコガメを発見し
思わず車を停めてパシャリ! 

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Canon PowerShot A630


通行量は少ないけど、やっぱりこんな所を歩いていては危険です。

いくら、その名前の通り、危険が迫ると頭と手足を甲羅に引っ込めて
更に、腹甲にある蝶番により、ハコの様に甲羅をほぼ完全に
閉じることが可能でも、車が相手ではとても防御しきれませんよね(^_^;

上の写真から、頭と前脚の下の甲羅がピッタリと上の甲羅に合って
二枚貝のように閉じる仕組みになっているのがわかるでしょうか。


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Canon PowerShot A630


という事で、さっさと道路を横断して貰い、無事に道路脇の草むらに
移動したのを確認してから、ボクらも出発。

カメは思っているよりも意外と移動速度は速く、夕方の自然光では
被写体ブレの量産で、仕方なくストロボ使用しないと写せませんでした。
ちょっとビックリさせてしまっているように見えますね(^_^;

この頃はまだコンデジしか持ってませんでしたしね。
でも、コンデジでもこれくらい写る距離で観察できたのはラッキーでした。



(00:00)

2011年01月26日

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Canon A630

石垣島のヒルギ群落のあるマングローブ干潟。
潮が引くと現れる広大な干潟に、パチンコ玉より
少し小さめの砂の球が無数に現れます。

以前、ミナミトビハゼのエントリで紹介した干潟です。

写真左下の辺りにコメツキガニが居ます。
なかなか見事な保護色ですねぇ。
後ろ向きですが、眼と眼の間から砂の球を持っているのが
見えています。わかるでしょうか?


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横から見ると、こんな感じ。

このように、上の方に持ち上げてクルクルと球を作り
ハサミで切り取るようにポイと廃棄します。

この砂の球、お察しの通り食事跡です。
砂の中の珪藻類や微生物、有機物を濾し摂って食べた後の砂を
このように球状にまとめて廃棄しているのです。

言ってみれば干潟自体の濾過装置の一部とも考えられますね。
コメツキガニの無数の巣穴は、砂の中への空気の補給にも役立ち
砂の撹拌も促されます。

また潮が満ちてくると砂球は崩れ、砂には微生物や有機物が補給されます。
育ったコメツキガニは、鳥等の上位生物に捕食され、系は連鎖していきます。



何かを察知して巣穴にスッと戻るのですが、ジっとしていると
またすぐに出てきて団子作りをはじめます。
この砂団子を次々と作っていく様子は、見ていて飽きませんね。

しかし、しゃがみこんでボ~っと砂面を眺めていると
はたから見たら、さぞかし不審者なんでしょうねw




(01:00)

2010年03月02日

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xacti C6

ミドリに輝く大きく突き出した眼をもったコイツ。
宇宙人でもカエルな軍曹でもありませんよ!

トントンミーとも呼ばれる、ミナミトビハゼと言う立派な魚です。
南西諸島の汽水域のマングローブ地帯や干潟に生息します。
この撮影場所は石垣島北部のヒルギ群落がある干潟です。

しかし、立派な魚とはいうものの、魚なのに水の中が苦手。
普段はだいたい、マングローブの根の上や岩の上に
胸鰭を使って、チョコンと乗っかっています。
胸鰭を動かす筋肉が発達していて、胸鰭を前足のように使い
這って移動する事が出来ます。

しかし、xacti C6はマクロには強いなぁw



姿はこんな感じ。
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xacti C6


水中では普通の魚のように鰓呼吸をしているのですが、
陸上では体表を濡れた状態に保つ事で皮膚呼吸ができるだけで無く、
鰓蓋内に水を蓄える事でしばらくの間は鰓呼吸もできるそうです。

普通の魚は鰓呼吸と共に有毒なアンモニアを水中に排出しますが
陸上では呼吸が出来ないうえ、アンモニアを排出できず体内に蓄積し
脳障害を起こして、やがて死に至ります。

ミナミトビハゼは、アンモニアを無害なアミノ酸に変えて体内に貯えておき
水中に戻ってからアンモニアに戻して排出するというオドロキの能力を
持つので、陸上でも活動が出来るそうです。

呼吸方法から代謝物処理方法、生活空間までハイテク装備な
ハイブリッド生命体ですねぇw

トントンミーの呼称はその名前のように、危険を察知したり
潮が満ちてきて陸上まで逃げてくる時に、カエルのように
トントン、ピョンピョンと、尾鰭をバネの様に使って
陸上や水面を飛び跳ねて移動する事に由来するそうです。

トビハゼと共にアクアリウムでも人気があり、マッドスキッパー
と言う名前で親しまれています。




(01:01)

2010年02月25日




sky

                                   sanyo xacti C6
飛行機に乗る機会がほとんど無いので、
窓から広がる超パノラマな大絶景に
ついつい見とれてしまい

宇宙から海までの惹き込まれる様な
青のグラデーションを、何とか写真に
収めたくなります。

島の上空には必ずと言っていい程
積乱雲が出来ています。
スコールや雨を降らせ、小さな島々にも
貴重な淡水源として島を潤しているのでしょう。






sunset
                              Canon PowerShot A75
石垣島北部のサンセットビーチです。

もう、普段の生活圏とは

空が違います。

海が違います。





beach
                              Canon PowerShot A75

その名の通り、夕日がバッチリの
ロケーションにあるビーチです。


silhouette
                              Canon PowerShot A75

石垣島へ到着した当日に、ポイントを探しながら
島を北上し、夕方になって到着したビーチ。

9月末の石垣島では、短時間のダイブでは
水着とラッシュガードだけでOKでした。 




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