エビの仲間
2012年11月13日
Canon PowerShot G11
昨日のエントリで紹介したカサゴと同じように
テーブルサンゴの張り出しや、岩や根のオーバーハングの
下を覗いて見ると、よくエビの仲間も見つける事が出来ます。
この時に見つけたのは、頭部から背中にかけてのモヒカンと
脚はモサモサに毛深く、派手なモザイク柄の身体をもつ
フシウデサンゴモエビ。だと思います。
オーバーハングを覗き込んでいるので、下からの
アングルしか取れず、身体全体が見えないのが残念。
こういう場所を好む生物も多いのですが、どうしても
陰になっているので、ライトが無いと探すのも困難なうえ
見つけても、暗くてAFが効かない事が多いんですよね。
カメラのターゲットライト兼用の小型のライトを導入して
こういう場所を狙いやすくなりました。
(00:00)
2012年10月06日
Canon PowerShot G11
岩の上でシダの葉のように揺らめいているウミシダ。
その姿から海藻など植物のように思えますが、筋肉や
発達した神経系を有する、れっきとした動物なんです。
中央から多数の腕が展開し、その腕にはまたまた多数の羽枝が生えていて
この腕を使って、餌を獲って食べたり、泳いだり、移動もします。
が、それほど積極的に移動する訳でも無いようで、普段は岩などに
がっしりと掴まって、流れてくるプランクトン等を捕食しているようです。
ボクは泳いでいる場面しか見た事はないんですけどね。
しかし、初めはウミシダが動物だとは思ってもみなかったです(^_^;
Canon PowerShot G11
上の写真で、岩の上下の個体で色が違うように、色違いだけなのか
種類が違うのかわかりませんが、カラーバリエーションはじつに豊富です。
また、腕の中にはこの写真の様にリュウキュウウミシダエビ等の
エビの仲間や、ウバウオ等の魚が着いていたりします。
共生なのか、寄生なのか関係性はどうなんでしょうね。
(00:00)
2010年03月08日
A630
イソギンチャクエビです。
イソギンチャクカクレエビと呼ばれる事も多いようですが
イソギンチャクエビが正式和名のようです。
このエビも身体の多くの部分が透明で、その部分は
身体を構成しているのが不思議なほどの透明度です。
お腹の辺りがオレンジなのがわかるでしょうか?
そう、この固体は雌で抱卵しているんです。
雌の方が身体がドッシリ、ズングリと大きくなります。
この固体で2cm強くらいでしょうか。
このイソギンチャクエビはサンゴへの依存度が非常に高く
それ故、テリトリー意識もキツいようで、1つのサンゴに
単独か、もしくは1ペアのみで着いているようです。
抱卵しているという事は…
A630
はい!居ました!
こちらが、雄です。
雌よりスマートですね。
雌と比べると、抱卵しないので(当たり前w)腹節側面自体が
小さいので白い斑紋も小さく地味な印象を受けます。
その代わりに、爪が雌より大きく長いですね。
身体は雌より少し小さく、この固体で長い爪の先まででも
2cm程度でしょうか。
特に雄の方は常に左右に振り子のように
ゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆら
ゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆら
揺れていますが、たまに勢い余って引っくり返りそうになりますw
この現象は緯度が小さい地域で顕著に確認される事と
北半球と南半球ではこけ方が逆向きになる事から
コリオリの力が関係していると思われます。
(もちろん、この段落の件は冗談ですw 揺れてるのはホント)
雌は特に肝が据わっているようで、逃げる事無く
何ショットも撮影させてくれる、息堪えダイバーに優しい
いいエビでした!
(01:01)