カニの仲間
2013年10月30日
Canon PowerShot G11
このエントリのタイトル、何の事かわからない方も
いらっしゃるかと思います。
お察しの通り、このカニのような生物がオルトマンワラエビ
というエビの仲間で、カニではないんですねぇ。
以前は、ムギワラエビと呼ばれていたらしいのですが
ムギワラエビは他の種が居たそうで(^_^;
身体の部分は小指の爪の半分程度だったでしょうか。
小さい身体に長い脚がたくさん。
以前紹介した、ザトウムシの海中版みたいですねw
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2012年12月20日
Canon PowerShot G11
イボハタゴイソギンチャクの下に潜り込もうとしているのは
アカホシカニダマシ。
カニダマシ?
変な名前ですよねw
姿はカニそっくりなんですが、分類上はヤドカリの仲間なんです。
と言うことはタラバガニとも仲間になるんですかね。
タラバはカニの後に「ダマシ」とか「モドキ」は付かないんですねぇ。
ズルい。が、美味いから許すw
このアカホシカニダマシ、その名前の通り赤い斑点がキレイなんですが
この個体は、体表に薄っすらとコケをまとっていて、
イマイチ美しくないですね(^_^;
Canon PowerShot G11
分類上、カニでは無い事がわかるのがこの写真。
8本脚のカニより一対少ない事がわかります。
更にこの個体は右のハサミが欠損してますね(^_^;
捕食行動をしていなかったので、写真には写せなかったんですが
餌を獲る方法がなかなか面白いんです。
顔の前に畳んでいる小さい腕のような部分にウチワの骨というか
ジュディーオングのヒラヒラというか、スター錦野のビロビロというか(^_^;
そんな網を持っていて、それで流れてきたプランクトンを
捕獲して食べるようです。
いつもお世話になっているringoさんも最近のエントリで
カニでは無いカニ似のエビを紹介されていました。
生存作戦上、他の生物に似せた者もいれば、
本人達は別にそのつもりは無いのに、人間が勝手に
似てるからって、「~ダマシ」「~モドキ」とネーミングされた
かわいそうな動物たちもいるんですよね(^_^;
このアカホシカニダマシは後者でしょうかね。
この写真、ちゃっかりイソギンチャクモエビも写りこんでますねw
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2012年11月27日
2011年01月26日
Canon A630
石垣島のヒルギ群落のあるマングローブ干潟。
潮が引くと現れる広大な干潟に、パチンコ玉より
少し小さめの砂の球が無数に現れます。
以前、ミナミトビハゼのエントリで紹介した干潟です。
写真左下の辺りにコメツキガニが居ます。
なかなか見事な保護色ですねぇ。
後ろ向きですが、眼と眼の間から砂の球を持っているのが
見えています。わかるでしょうか?
横から見ると、こんな感じ。
このように、上の方に持ち上げてクルクルと球を作り
ハサミで切り取るようにポイと廃棄します。
この砂の球、お察しの通り食事跡です。
砂の中の珪藻類や微生物、有機物を濾し摂って食べた後の砂を
このように球状にまとめて廃棄しているのです。
言ってみれば干潟自体の濾過装置の一部とも考えられますね。
コメツキガニの無数の巣穴は、砂の中への空気の補給にも役立ち
砂の撹拌も促されます。
また潮が満ちてくると砂球は崩れ、砂には微生物や有機物が補給されます。
育ったコメツキガニは、鳥等の上位生物に捕食され、系は連鎖していきます。
何かを察知して巣穴にスッと戻るのですが、ジっとしていると
またすぐに出てきて団子作りをはじめます。
この砂団子を次々と作っていく様子は、見ていて飽きませんね。
しかし、しゃがみこんでボ~っと砂面を眺めていると
はたから見たら、さぞかし不審者なんでしょうねw
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