野生動物
2015年11月02日
SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G
この、牙剥き出しの凄い形相をしたサルは
先日のエントリの最後で登場したサルです。
こぼれたアイスを舐めていると、
滝周辺の管理の方でしょうか
職員が来て追い払ったのですが、
あまり怖がるでも無く慣れた様子で
すぐ近くの樹上に陣取って落ち着いていました。
おもいっきり威嚇しているかのような
凄い形相のこの写真なんですが
実はあくびしている瞬間なだけだったりしますw
SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G + 1.4xTeleconverter APOⅡ
少しの間、その時に装着していたサンヨンで
撮影していましたが、どうもまだそこに居座って
くれそうだったのでx1.4のテレコンを追加。
420mmで近くのサルを狙います。
35mm判換算630mmを手持ちで撮影していると
何を優先するかおおいに迷いますね。
特に野鳥や動物のように羽根や体毛などの
解像が重要な場合、手ブレ被写体ブレは大敵です。
ブレ回避にSSは稼ぎたい。
けど、
このレンズの開放は甘いし少しは絞りたい。
ならISOを上げるか?
α55で鳥や動物を撮る場合、解像やディテール等
個人的な許容上限ISO感度は800としているが、
ブレてたらディテールもへったくれもないし。
結局、
だいたいアンダー目でそれぞれの設定値の
落とし所を探りながら、あとは連射で
数打ちゃ当たる作戦です。
ちなみにこの時は1/100 f7.1 ISO800で。
SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G + 1.4xTeleconverter APOⅡ
このサル、なかなか表現というか仕草が豊か。
本当はかわいい仕草なはずがブサイクですねぇw
そもそもオスなのかメスなのか。
この写真の右下、オスの生殖器っぽいけど
年季ははいってなさそうだし、まだ若いのか?
しかし、
若ザルだとしても、その割に歯はボロボロ。
観光地だけに、甘いものを貰ったり拾ったり
奪ったりして、そんなものばかり食べていたら
虫歯になっても仕方ないのかな?
おまけに皮膚炎もあるようで、
顔にはカサブタがアチコチに。
きっと花粉症ももってそう
SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G + 1.4xTeleconverter APOⅡ
あくびしてたと思ったら、眠かったようです。
ウトウトと居眠りし始めました。
こう見ると老ザル?
よくわかりませんね
野鳥の声はすれど、まだ葉が茂っていて
なかなかその姿は見えないし
滝を少し撮っただけで、物足りない感じでしたが
このサルの登場のおかげで、随分助かりました。
2013年11月14日
東京大学大学院農学生命科学研究科 プレスリリース
「今、よみがえりつつある奄美大島の希少種:外来種マングースの防除事業の成果」
によると、
◆奄美大島で行われている外来種フイリマングース(注1)の防除事業により、
島に固有の6種の脊椎動物(アマミノクロウサギ、カエル類3種、ネズミ類2種)の個体数が、
顕著に回復していることが明らかになった。
◆固有種の回復度合いを測る数値目標の算出法を新たに提示し、マングース以外の
外来種(クマネズミ)は増加していないことを確認した。
◆世界自然遺産の候補地である奄美・琉球では、マングースの負の影響を軽減し、
固有種を回復させることに取り組んでいるため、本研究の成果は世界自然遺産への
登録に弾みがつくと期待される。
以上 引用。
詳しくはソース元 東京大学大学院農学生命科学研究科
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2013/20131106-1.html
でご確認下さい。
SONY α55 SAL70300G
マングース駆除の為の罠。
罠に入ったり仕掛けた餌を引くと、バネの力で捕えられるのでしょうが
どのように捕まるのかイマイチ想像が付きません。
何にせよ、マングースには本当に気の毒な話です。
以下、マングースの減少にともない、個体数増加が確認された
6種の動物の中で過去に撮影出来たものを紹介します。
SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G
まずは国の特別天然記念物アマミノクロウサギ
これ、トリミング無しでこの大きさで写る距離での遭遇でしたが
不覚にも、ウサギにピンを合わせられず。。。
SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G
県指定天然記念物のアマミイシカワガエル
Xacti C6
県指定天然記念物のアマミハナサキガエル
鼻孔がマズルの先の方にある事が名前の由来とか。
Canon EOS kiss X3 EF-S55-250mm F4-5.6 IS
こちらも県指定天然記念物のオットンガエル。
先のイシカワガエルやハナサキガエルと比べて、かなり大型です。
ウシガエルとかのイメージですね。
SONY α55 Tokina AT-X304
こちらは国の天然記念物のケナガネズミ。
あと一種、アマミトゲネズミですが、残念ながら今までに
まだ撮影した事も、出会った事すらありません(^_^;
増加しているそうですし、そのうち撮影できるかもしれませんね。
また、これら在来種は増加しているが、外来種のクマネズミは
増加していないそうです。
まぁ、そんなに都合よくいかないでしょ?って気がしますが
希少種の生息数の回復をまずは喜びましょう。
また、こちらも併せてご覧ください。
国立環境研究所
「外来生物マングース防除が、外来種クマネズミではなく在来ネズミ類の回復に寄与したことが明らかに」
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20131106/20131106.html
2013年09月30日
SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G
ボクが一眼カメラを導入するキッカケとなったアマミノクロウサギ。
しかし、α55を導入した後、皮肉にもそれ以前のように
このウサギを見つける事は出来ず、その出現数は激減していたが
今回は、Xacti C6の頃にはまだまだ届かないものの
数自体は何頭か出て来てくれました。
前回は、枯葉を夢中で食べていて留まってくれたので
AFでピンが来なくてもMFで拡大合焦する余裕もあったのですが
今回はMFに切り替える間も無く、ジーコジーコAFが迷いまくり
のままでの撮影で、まともに写す事が出来ず( ;∀;)
ピンも解像も甘々ですが、お世辞にも可愛いとは言いがたい
このウサギの、少しだけ可愛いと言えなくもない仕草が撮れた。
…のか?
う~ん、全てにおいて微妙(^_^;
2013年03月22日
SONY α55 Tokina AT-X304
日本の奄美大島、徳之島、沖縄北部にしか生息しない
絶滅危惧種であり、もちろん国の天然記念物である
日本で最大のネズミ、ケナガネズミ。
その名前が現すように、身体には2cm程度の体毛に
5~6cmの剛毛がツクツクと混ざっているのが写真から
わかるでしょうか。
もう一つの特徴である、尻尾の半分程度から白いのも
よくわかりますね。
ケナガネズミも、この時はじめてやっとちゃんと撮れたのですが
クロウサギの時と同じく、カワイイのかそうでもないのか…(^_^;
奄美はさすが東洋のガラパゴスと称されるだけあって
固有種や天然記念物の宝庫ですね。
他にも小笠原も西表も屋久島もそう呼ばれますね(^_^;
2012年05月31日
SONY α55 Tokina AT-X304
一昨年秋の豪雨災害以降、なかなか姿を見つける事が
出来なかったアマミノクロウサギです。
一生懸命に落ち葉を食べていましたが、新鮮な草より
こんな枯葉がいいのでしょうかね?
これが特別な葉っぱだから、逃げずに食べ続けていたのかな?
今回もこの1匹しか出て来てくれなかったのですが、
この子が今までにないサービス満点な個体で、
撮影する時間をしっかりとってくれました!
兎年の挨拶で紹介した写真よりは良く撮れたと思います。
奄美に訪れ始めた頃は、今は亡きSanyoの、Xacti C6という
ムービー撮影に特化したコンパクトムービーデジカメで
頑張っていたんです。ムービー撮影で。
バッテリー大食いなカメラで、電源に泣かされたもんですw
当時はボクが一眼レフを買う事は無いと思っていました。
ウサギはすぐに逃げて隠れてしまう為、写真を撮る事は
ほぼ不可能だろうと思っていましたしね。
一眼レフ導入へ踏み切ったキッカケとも言えるクロウサギ、
せっかく撮れても、あんまり可愛くは無い姿ですがw
それでもやっと一眼レフで撮れて喜びもひとしおです♪
xactiの頃は、ウサギも豊富に出て来てくれていたんですけどねぇ。
糞はたくさん落ちているので、水害被害でウサギの数が激減した、
なんてことは無いと思いますが、何かが変わったんでしょうかね。
ただ単に、タイミングが悪いのが続いているだけなのかな?
2012年01月30日
SONY α55 Tokina AT-X304
前回の「ヌートリア」で紹介した場所と同じエリアで、
今回は陸地に上がって食事をしていました。
同一個体でしょうか? とにかく順調に育っているようです。
両手に草を持って食べる姿は、ハムスターやリスのような
とてもキュートでカワイイ仕草。
しかし、見た目はやっぱりドブネズミのような濡れネズミ(^_^;
あまり、撫でたり抱いたりしたくはなりませんが、見ている分には
カワイイですよね。 ね?w
しかも、この時は2匹居ましたよ!
兄弟でしょうかね。
無事にそろって育って欲しいものです。
とにかく、この公園の鳥や生き物達は、この冬は受難のシーズンでした。
公園内の全ての池を干されてしまいましたから。
しかも、今後は水の供給の予定は無く、公園の真上に雨が降れば
その雨水が溜まるのみだそうです。
もう、以前のようには戻らないと思われますが、なんとか
少しずつでも水が干上がらないように、対策を考えて頂きたいものです。
2011年12月28日
SONY α55 Tokina AT-X304
都市公園内の小川に住んでいるヌートリアです。
写真の個体はまだ幼体で、体長20cm程度でしょうか。
上手に泳いで移動していました。
このヌートリア、デカいドブネズミのような姿です。
もちろん日本固有の動物ではなく、戦時に軍服用の毛皮をとる為に
フランスから輸入、飼育されたものが戦後、毛皮価格が暴落した事で
必要が無くなると放逐され野生化、繁殖してしまったそうです。
ヌートリアとはスペイン語でカワウソの毛皮の事だそうで、原産国の南米など
海外ではヌートリアではなく、英名のコイポと呼ばれるようです。
野生化ヌートリアは西日本に多く、特に岡山が日本一の生息数だそうです。
食性は草食で、水草などを食べ、絶滅危惧種のトンボの生息地を破壊したり
野菜、水田の稲なども食べ、穴を掘って巣を作る為に畦や堤防を
破壊される等から害獣に指定され、毎年多くが駆除されています。
イギリスでも繁殖し、10年かかって駆逐、絶滅させたそうです。
在来種と外来種の問題は様々な動植物で、深刻になっています。
直接関わっていないから気安く言える事かもしれませんが、
ただ単に気の毒に思いますね。毛皮をとる為に連れてこられ
価値が下がると今度は捨てられ、それでも野性の世界で
生き延びても、今度は忌み嫌われ駆除対象になるって、
めちゃくちゃ酷い話ですよね。
それにひきかえ、カピバラ。
どっちがどっちかよくわからない感じの動物なのに、カピバラの方は
温泉に柚子まで浮かべて貰って、毎年必ずニュースで取り上げられ
TVにまで出るほど人気者w
ちなみに、簡単な見分け方は、尻尾がネズミのように長いのが
先のヌートリア。尻尾が目立たないのがカピバラ。
2011年12月20日
SONY α55 Tokina AT-X304
山のせせらぎを挟んだ対岸の草がガサゴソと動いたかと思うと、
野ウサギがヒョコヒョコと出て来て、草をモグモグと食べはじめた。
すると
カワセミ「ちょっと通りますよ」
ウサギ 「…もぐもぐ。うめぇ」
SSが1/320しか出ていないから、カワセミはブレブレですが
カワセミメインでは無いので、それはそれで味が出ていいかもw
昔は、ウサギを「羽」と数える事が多かったように思いますが
現在は通常は「匹」を使いますね。ペットでは「頭」と数える事も。
なぜ動物なのに「羽」を使ったかのか。
諸説有るようですが、昔、獣の肉を食べる事を禁じられていた時代に
耳の形状が鳥の羽に似ている事から、ウサギは獣ではなく鳥の仲間だと
無理矢理こじつけて、ウサギの肉を食べていたと言うのが有名ですね。
僧侶がそうやって獣の肉を食べていたからとも聞いた事があるような。
ウサギは、諺や昔話や逸話、童謡などでも頻繁に出て来たり
鷹などを使った兎狩りや、神話にも出て来てくるなど
かなりポピュラーな動物だと思うのですが、野生のウサギって
なかなか見かけないように思います。
2011年01月01日
SONY α55 SAL70300G
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
裏山からの定点観測的、初日の出です。
実家に定期的に帰省出来るようになってからは
毎年、裏山に登ってこの初日の出を見ています。
前年までは携帯で撮っていたんですが、今の機種になってから
CMOSのせいか、太陽が黒点になってしまって何とも興醒めですw
今年は、My一眼での撮影です。
卯年で、奄美好きとくれば アマミノクロウサギ しかないでしょう!
満を持して掲載!!
って事なんですが、残念ながらこんな写真しかありません(^_^;
去年秋の水害被害の影響なのか、目視数も全日程合計でも2,3匹で、
通常の1/10以下しか確認できませんでした。
言い訳でしかないのですが、そんな中かろうじて撮影できたのが
この写真です。次回はもう少しバッチリ撮影したいもんです。
ISO12800の為かなりノイジーですが、ウサギはすぐに逃げてしまうため
どうしてもSSを稼がないといけません。この時は70mmF4.5で1/60秒でした。
しかし、ムービーから1コマ切り取った静止画よりも低クォリティーですね(^_^;
と、年が変わってもこんな調子ですが、
今年も何卒よろしくお願いします!