AT-X304

2012年02月04日

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SONY α55 SAL70300G

日本で見る小型のカモメといえば、ほぼこの鳥だろうと
言われるほど代表的小型カモメ類で冬鳥のユリカモメ。

冬に見かけるユリカモメは正面から見ると真っ白く見え、
マシュマロや雪見だいふくみたいに柔らかそうで
思わずお腹の毛に指を突っ込んでみたくなりますw

この写真は成鳥の冬羽で、春を過ぎると夏羽に換羽して
ユーラシア大陸等の繁殖地に帰って行きます。

その夏羽が、まるで黒い頭巾を被っているようで
あまりかわいくなくなります(^_^;

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これは、4月頃の写真です。

丁度、換羽の時期でしょうか、頭がまだ白い個体も居れば
左中段のように換羽真っ最中でマダラになっている個体や
もう黒頭巾をかぶった個体まで居ますね。
これは、みんなユリカモメで、雄雌は同色です。

港湾から河川、湖沼まで広範囲に活動し、食性も魚から昆虫
小さな果実などまで食べる雑食性。
なるほど、どこででも見られる訳ですね。

ロシアとの共同標識調査で、カムチャツカのコロニーから巣立った
幼鳥が日本の各越冬地を選び、その後もその決まった越冬地と
繁殖地を行き来する事が解明されたそうです。

また、一夫一妻制だけど、毎年パートナーは替わる事も
わかっているそうです。


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2012年01月30日

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SONY α55 Tokina AT-X304

前回の「ヌートリア」で紹介した場所と同じエリアで、
今回は陸地に上がって食事をしていました。 
同一個体でしょうか? とにかく順調に育っているようです。

両手に草を持って食べる姿は、ハムスターやリスのような
とてもキュートでカワイイ仕草。
しかし、見た目はやっぱりドブネズミのような濡れネズミ(^_^;

あまり、撫でたり抱いたりしたくはなりませんが、見ている分には
カワイイですよね。 ね?w

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しかも、この時は2匹居ましたよ!
兄弟でしょうかね。
無事にそろって育って欲しいものです。

とにかく、この公園の鳥や生き物達は、この冬は受難のシーズンでした。
公園内の全ての池を干されてしまいましたから。
しかも、今後は水の供給の予定は無く、公園の真上に雨が降れば
その雨水が溜まるのみだそうです。

もう、以前のようには戻らないと思われますが、なんとか
少しずつでも水が干上がらないように、対策を考えて頂きたいものです。

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2012年01月24日

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SONY α55 Tokina AT-X304

先の「ルリビタキはまだかな?」でも書いたように、心待ちにしていた
ルリビタキが、いつも行く公園にやっと今シーズンも渡って
来た事を確認出来ました!

確認できたのは地味な色の、メス、或いは若オスでした。
見栄えはしないけど、あどけない顔がかわいいですよね!

と、もっともらしい事を言ってますが、実はこの写真は
去年撮影したものです(^_^;


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SONY α55 Tokina AT-X304

先日、今シーズン初めて撮影したものがコレ…(^_^;
どうにもならない写真ですが、一応居たよ!って事でw

茂みの奥の方でチョコチョコして、まともに撮れる所には
出て来てくれませんでした。
緑地公園といえど、まだ来てすぐなので、人の存在が
危険かどうか見極めているところなんでしょうね。

しかし、なにはともあれ、現在微妙な環境にあるこの公園に
今シーズンもちゃんと渡って来てくれたようで一安心しました。


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2012年01月08日

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鳥って基本的に水浴びが好きなようですね。

好きかどうかは本当のところはわかりませんがw
ダニ等の寄生虫や汚れを落とす為に、寒い時期でも冷たい水でも
お構い無にバシャバシャとやってます。

多くの鳥には、背中側の尾の付け根に、脂を分泌する尾脂腺があり
そこから嘴で羽毛や脚等に脂を塗って、防水効果や保湿などの為に
頻繁に毛繕いをしています。

その為、雨や水浴びで身体まで濡れて体温を落とす事無く
汚れを落としたり、水に浮いたり潜ったり出来るんですね。

ペットのインコの水浴びに、冬は寒そうだからと、お湯で水浴びをさせると
せっかく塗った脂が融け落ちて防水効果が無くなり、身体まで濡れてしまって
風邪をひかせる事もあるようなので、飼い主さんは注意が必要です。

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2012年01月06日

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グリーンの濃淡だけの世界、竹林。

今年は、いつもの都市公園に鳥が全然居ないので
ついつい竹まで撮ってみたり(^_^;

竹林と言っても規模は小さく、広角レンズでは竹以外の
周囲の様子が写りこんでしまうので、望遠レンズで
グリーンの部分だけをパチリ。

しかしこの写真は冬というより、5月とか初夏のような
清々しさがあるようなw

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2011年12月30日

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かわいいピンクの果実が熟して4つに割れ、中からは鮮やかな紅色の
種子が顔を出してるのは、真弓(マユミ)という樹です。

どこかで聞いた事がある名前ですねw

よくしなり強度もある事から弓の材料に使われていたのが名前の由来だそうです。
高級和紙の真弓紙(檀紙)の原料や、現在では櫛や印鑑の材料として使われているとの事。

また、新芽は天ぷらで美味しく頂けるそうですが、果実や種子には
キツい薬理作用があるようなので、絶対に食べないように。



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2011年12月28日

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都市公園内の小川に住んでいるヌートリアです。
写真の個体はまだ幼体で、体長20cm程度でしょうか。
上手に泳いで移動していました。

このヌートリア、デカいドブネズミのような姿です。

もちろん日本固有の動物ではなく、戦時に軍服用の毛皮をとる為に
フランスから輸入、飼育されたものが戦後、毛皮価格が暴落した事で
必要が無くなると放逐され野生化、繁殖してしまったそうです。

ヌートリアとはスペイン語でカワウソの毛皮の事だそうで、原産国の南米など
海外ではヌートリアではなく、英名のコイポと呼ばれるようです。

野生化ヌートリアは西日本に多く、特に岡山が日本一の生息数だそうです。
食性は草食で、水草などを食べ、絶滅危惧種のトンボの生息地を破壊したり
野菜、水田の稲なども食べ、穴を掘って巣を作る為に畦や堤防を
破壊される等から害獣に指定され、毎年多くが駆除されています。
イギリスでも繁殖し、10年かかって駆逐、絶滅させたそうです。

在来種と外来種の問題は様々な動植物で、深刻になっています。
直接関わっていないから気安く言える事かもしれませんが、
ただ単に気の毒に思いますね。毛皮をとる為に連れてこられ
価値が下がると今度は捨てられ、それでも野性の世界で
生き延びても、今度は忌み嫌われ駆除対象になるって、
めちゃくちゃ酷い話ですよね。

それにひきかえ、カピバラ。
どっちがどっちかよくわからない感じの動物なのに、カピバラの方は
温泉に柚子まで浮かべて貰って、毎年必ずニュースで取り上げられ
TVにまで出るほど人気者w

ちなみに、簡単な見分け方は、尻尾がネズミのように長いのが
先のヌートリア。尻尾が目立たないのがカピバラ。


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2011年12月23日

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黒い羽根をもつトンボ、ハグロトンボ。
そのままな名前ですねw
地域や年代によっては、オハグロと呼ぶ事も有るようですね。

写真はオスで、メタリックな青緑の身体で派手ですが、
やはりメスは黒っぽく地味です。

写真で見るとイトトンボのように見えるかもしれませんね。
体長は普通のシオカラトンボ等のような感じですが、
身体の部分が爪楊枝のように細いですね。

写真ではわかりにくいですが、バックは水面です。
AT-X304は円形絞りでは無いので、点光源が近いと
玉ボケに形が出てしまうのがちょっと残念(^_^;


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SONY α55 Tokina AT-X304


とまっている時、このように羽根をフワーっと広げたり閉じたり。
まるで蝶のような感じです。

飛び方は、普通のトンボのようにホバリング等はせず
やっぱり蝶のようにパタパタ、ヒラヒラと飛ぶ感じです。


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2011年12月22日

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この2羽はペアでしょうか、それとも若鳥と親でしょうか。
この枝の真下に小さな川が流れているので、狩りの
実地訓練でもしているのかもしれませんね。


ヤマセミは警戒心が強く、なかなか近寄らせてはくれません。
カワセミが都市公園の池や、街の川でも居るのに比べて
ヤマセミはやっぱり山間部の渓流などで無いと居ない感じ。

このヤマセミ、ブッポウソウ目カワセミ科なんです。
日本では最大のカワセミ類にあたります。

カワセミの仲間という事は何となくわかりますが、
大まかにはブッポウソウの仲間でもある事はちょっと意外。
ヤマセミは魚類を主に食べるので、昆虫食のブッポウソウとは
食性も全然違いますしね。


ヤマセミを漢字で書くと「山翡翠」。
ちなみにカワセミは「翡翠」で
アカショウビンは「赤翡翠」




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2011年12月21日

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この写真は、落ち葉をなにげなく撮っただけですw
…なんですが、なんだかしっとりと艶っぽくていい感じ?っぽい?w


葉が落ちて、鳥が見やすくなってきました。
が、肝心の冬鳥がなかなか居ません(;´Д`)


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綺麗な秋冬色に染まった木々をバックに、すまし顔で
ポーズを決めているのは「謎の小動物!? 」でも紹介したエナガです。
この時もシジュウカラやメジロなんかと一緒に賑やかに移動していきました。

このエナガ、漢字では「柄長」と書きます。
小さな体で尾羽が長く、柄のような事からこの字が充てられたようです。



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2011年12月20日

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山のせせらぎを挟んだ対岸の草がガサゴソと動いたかと思うと、
野ウサギがヒョコヒョコと出て来て、草をモグモグと食べはじめた。

すると

カワセミ「ちょっと通りますよ」
ウサギ 「…もぐもぐ。うめぇ」

SSが1/320しか出ていないから、カワセミはブレブレですが
カワセミメインでは無いので、それはそれで味が出ていいかもw


昔は、ウサギを「羽」と数える事が多かったように思いますが
現在は通常は「匹」を使いますね。ペットでは「頭」と数える事も。

なぜ動物なのに「羽」を使ったかのか。
諸説有るようですが、昔、獣の肉を食べる事を禁じられていた時代に
耳の形状が鳥の羽に似ている事から、ウサギは獣ではなく鳥の仲間だと
無理矢理こじつけて、ウサギの肉を食べていたと言うのが有名ですね。
僧侶がそうやって獣の肉を食べていたからとも聞いた事があるような。

ウサギは、諺や昔話や逸話、童謡などでも頻繁に出て来たり
鷹などを使った兎狩りや、神話にも出て来てくるなど
かなりポピュラーな動物だと思うのですが、野生のウサギって
なかなか見かけないように思います。





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2011年12月17日

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狩りに成功し、獲物を鷲掴み(コノハズクだけどw)にした
奄美の山の中のリュウキュウコノハズク。
獲物はコオロギの仲間っぽいですね。
コオロギとの大きさの対比でわかると思いますが、
身体はさほど大きくありません。
鳩をずんぐりさせた程度でしょうか。

今年は冬鳥の飛来が遅れているのか、鳥が全然居ないと
閉塞感漂う大阪のバーダーの間で、今週にわかに盛り上がりを見せた
淀川のトラフズクの出没ですが、残念ながらボクは発見できず(;´Д`)

その代わりと言うか、気分だけでもと言うかで、この写真w


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フクロウの仲間など、夜行性の鳥は夜に撮影するほうが
活動中なだけに躍動感がありますね。
獲物と一緒なのは運が必要ですが。

夜間撮影には、やはり強力な照明が必要です。
しかし夜目の効くコノハズクには随分迷惑な話ですね(^_^;
ところが、意外と逃げない。
眩しくないの?ってこっちが心配するくらい、平然としてるw



(00:00)

2011年12月13日

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真珠湾攻撃により大東亜戦争へ突入してから70年。

あの戦争の何が良い悪いなどとても簡単には言えません。




この写真は軍艦ではなく海上自衛隊の護衛艦。
しかしこのシルエットと旭日旗は、ものものしさが拭えませんね。

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156せとぎり、後部にヘリコプターが格納されています。




「四方の海 皆同胞と思ふ代に など波風の立ち騒ぐらむ」

日露戦争時の明治天皇の御製。
開戦直前の御前会議で昭和天皇も詠んだ。


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2011年12月12日

またまた放置状態から、さらっと再開します。

しかし、これだけ期間があいてしまっては、今更
ドラマ「北の国から '92 巣立ち」の寒いパロディも無しだな…とw


なので、普通に完結させてしまう事に。


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この撮影時は8月9日で、巣立ちのピーク時期は過ぎていて
観察していた他の巣は既に巣立ち後のようで、親鳥も含めて
ブッポウソウ自体の姿を見る事が出来なくなっていました。
巣立つと、もう巣には戻って来ないようです。


しかしこの巣箱では、雛の姿は確認できないけれど、親鳥が巣箱に
甲斐甲斐しく虫を運んでいるのは何度か撮影もしています。
が、あまりにも巣立ち時期から遅れているのに、雛が顔を出さないので
もしや雛は巣箱の中で死んでしまっているのか?
とか、雛の身体に障害があり自由に動けないのか?
など、色々と余計な心配(妄想)をしたものでした(^_^;

この場所に到着して、黄色いくちばしの顔が巣箱から
覗いているのを見た時には、それはそれは嬉しさと安堵がw
顔を出さなかった頃には、雛の声すら聞こえなかったのに
お腹がすけば、大きな、しかし、かわいくは無い声でおねだりしていましたw

せっせと親鳥が虫を捕まえては、雛が待つ巣箱に運んできます。


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SONY α55 Tokina AT-X304

雛が、勢い余って親鳥の頭まで食べてしまいそうですw
親鳥はちゃんと瞬膜を閉じて目を守ってますね。

この2日後に来た時には、既に無事巣立った後のようで、
この親子の姿は見えなくなっていました。
このままもう少しの間、この周辺の山で体力を付けて、
カンボジアやボルネオなど東南アジアで越冬するために
何千キロもの海を渡る、長く過酷な旅に出るようです。

また来年、若葉の頃に無事に帰って来られるのは
ほんの一握りだそうですが、頑張って帰ってきて欲しいですね。



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2011年08月19日

拝啓

K子ちゃん


過ごしやすい若葉の頃に父さんがこっちに来てから
はやいものでもう3ヶ月が経ち、ボクが孵化してからの
巣箱の生活にも慣れ、ボクもだいぶん成長しました。

ボクはまだ、巣箱の外の世界を見たことは無いけど
一番上の兄ちゃんはもう、外の世界へ出て行った。
その時、母さんも一緒に行っちゃったんだ。

母さんが居なくなってからは、父さんが独りで餌を捕まえて
運んできて、育ててくれてます。

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ボクの好物の、イナゴ、アブラゼミ、カナブンやハチ、時には
大物のオニヤンマも捕まえて来てくれます。

これは、父さんがイナゴを空中キャッチしてから巣箱まで
運んで来てくれたところを10連写で撮ったものを1枚に合成したそうです。

凄いよ!父さん!

かっこいいよ!







そんな事は全然知らなかった。

その日の夕方頃、先に巣箱から外の世界へ出て
更にメキメキ成長し、大人と区別がつかないほど
立派に育った兄ちゃんが、母さんと一緒に巣箱の近くまで
やって来ていたんだ。

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SONY α55 Tokina AT-X304

ボクは巣箱の中から母さんの「ゲッゲッ」と言う声だけは
聞いていたんだ。
「ジョンちゃん、早く出てきなさい」
「お顔を見せてちょうだい!」
と呼んでいるように聞こえた。

母さん…



二人は、巣箱の近くをアチコチ飛び回り
そして、二人でどこかへ飛んで行っちゃったんだ。

もっともっと遠い、海の向うの国へ飛んで行ったらしく
それは、想像を絶する遠さで、休む場所も無い
とても過酷な旅になると思われ。

ボクの体質にはこの巣箱があっていると思われ…




つづく




補足

ブッポウソウは、雄雌共に交代で抱卵するそうです。
孵化後も交代で餌を運んできますが、1番初めの雛が巣立つと、
雌は一緒について行き、外での餌やりなどの世話をするそうです。
巣に残った雛は、雄が単独で世話をします。

雛は、巣立つともう巣には戻る事は無く、外の世界で十分に
成長するまで過ごします。

いよいよ海の向うへ渡る前、育った巣箱の周囲を旋回し
まるで、巣箱の場所を覚えておいているかのようだそうです。

最近の観察で、ブッポウソウにも帰巣本能がある事が
わかってきたそうです。

しかし、厳しい渡りに耐えられる若鳥はほとんど居なく
来年、巣に戻ってくるのは、極々僅かだそうです。


追伸
もとネタ知らない人、ゴメンなさいw

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2011年07月21日

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SONY α55 Tokina AT-X304

ボクには春のイメージがあるメジロですが、実は普通に一年中居るんですね。
この写真は春に撮影したものですが(^_^;

春先になると、実家の庭の枝にミカン等をさして置くと、メジロが
食べに来る事から、勝手に春の渡り鳥と勘違いしていました。

このメジロ、さえずりもキレイなので昔から愛好家が多く
鑑賞用に捕獲飼育されてきました。
近年では許可があれば、1世帯に1羽のみ飼育が可能な唯一の野鳥でしたが
それも来年の4月からは禁止されるそうです。
ソースは少し前の記事ですが、YomiuriOnline 

ボクが飼っているのはショップで購入したインコですが
同じ鳥であり動物なんですよね。
全く出自は違いますが、動物達にはとっては同じはず。
なかなか難しい問題ですよね。



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2011年07月08日

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SONY α55 MINOLTA Reflex500 F8


初夏から秋にかけて日本に渡り、パートナーを見つけて子育てをするブッポウソウ。

本来は、キツツキの仲間やムササビなどの古巣を好んで使う事が多いそうですが
電柱や橋脚、建物の隙間など、人工物にも営巣する事も多い事から
巣箱を設置して、絶滅危惧種に指定されているブッポウソウの繁殖を試みる
保護活動が各地で行われており、それぞれ増殖に成功しているようで
これは野生動物保護の数少ない成功例だそうです。

写りこんだ立派なお屋敷や電線などでわかるとおり、この地のブッポウソウは
保護活動実施の人里と密接に関わって暮らしているのがわかると思います。



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SONY α55 Tokina AT-X304

これは、鳥飼いの人にはおなじみの、いわゆる「ラブゲロ」
なんとなく、艶っぽいというか色っぽいですねぇ。
人間におきかえて考えてみると「オェ~!」ですがw

こうやって、絆を深め子育てをして、冬が来る前には
またはるか遠い南の島に渡って行くんですね。

今までは、何処に渡り越冬しているのか不明だったそうですが
つい最近、ジオロケータという小型軽量のロガーを装着して調査した結果、
広島で繁殖した固体が3800Kmも離れたボルネオ島北部に渡って
越冬している事が山階鳥類研究所(千葉県)の調査で判明したそうです。
ソース(ブッポウソウ、ボルネオで越冬 山階研が解明

海底油田の利権をめぐってインドネシアとマレーシアが火花を散らす
ボルネオ島、ブッポウソウに火の粉がふりかからないといいのですが。


ちなみに、ボクの写真ではブッポウソウの身体が緑っぽく写ってますが
太陽光を受ければもっと青く見えます。
なかなか天気に恵まれず、ボクの機材にはキビシイ時期です(;´Д`)




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2011年07月05日

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SONY α55 Tokina AT-X304

カラスよりも小さく、ムクドリやヒヨドリよりも大きい。
カケスの仲間くらいの大きさでしょうか。

ほぼ全身は真っ黒で、初列風切の基部が白いので白い斑のように見えます。

特徴的なのが額の冠羽。
冠と付くだけにこの冠羽が頭頂部に有る(ように見える)種は多いですが、
このハッカチョウのように、額というより鼻の上にちょこっとあるのは珍しいですよね。

台湾に生息しているので、沖縄辺りには渡来する事もあるようですが
今回は兵庫県での撮影ですので、カゴ抜けか迷鳥か、どうしたんでしょうね。


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飛翔の姿はこんな感じ。

ブッポウソウの飛翔姿も羽に白い班が目立ちますが、ハッカチョウは
更に漆黒のボディに白いアクセントが映えます。




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2011年06月27日

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何事も無かったかのように久しぶりに再開します。

現在、仕事の都合で数ヶ月ながら中国地方に居るので、
ブッポウソウを見に行くチャンスなのです。
時期的には、現在は雛を見るには少し早かったものの、
ペアの成鳥を見る事が出来ました。

雛が成長し、どんどん食欲が増す時期には、一日に200回も
餌を運ぶ事もあるそうです。

こんな大きなオニヤンマを捕まえていました。
少し苦労しながら、全部飲み込んでしまいましたが
巣に運んで吐き出して雛に与えるのでしょうか?

どんどん食べさせて、早く成長した幼鳥の姿を見せて
欲しいですね。

当日は、さすがの晴れの国でも梅雨には勝てず、雨模様。
しかし、雨が降りながらも薄日が差し、なかなかの雰囲気を
醸し出してくれました。




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