G11

2012年10月15日

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Canon PowerShot G11


このかわいらしいお花畑のような写真
実は海の中のサンゴなんです。
ウミトサカの仲間でしょうか。

こうして寄って撮ると、なかなか綺麗ですね。



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2012年10月06日

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Canon PowerShot G11


岩の上でシダの葉のように揺らめいているウミシダ。
その姿から海藻など植物のように思えますが、筋肉や
発達した神経系を有する、れっきとした動物なんです。

中央から多数の腕が展開し、その腕にはまたまた多数の羽枝が生えていて
この腕を使って、餌を獲って食べたり、泳いだり、移動もします。
が、それほど積極的に移動する訳でも無いようで、普段は岩などに
がっしりと掴まって、流れてくるプランクトン等を捕食しているようです。

ボクは泳いでいる場面しか見た事はないんですけどね。
しかし、初めはウミシダが動物だとは思ってもみなかったです(^_^;


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Canon PowerShot G11


上の写真で、岩の上下の個体で色が違うように、色違いだけなのか
種類が違うのかわかりませんが、カラーバリエーションはじつに豊富です。

また、腕の中にはこの写真の様にリュウキュウウミシダエビ等の
エビの仲間や、ウバウオ等の魚が着いていたりします。
共生なのか、寄生なのか関係性はどうなんでしょうね。



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2012年06月22日

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Canon PowerShot G11

ドロドロの泥底な湾奥で地味~な色だけど、立派な背びれを
広げて見せびらかしているのはイッポンテグリでしょうか?

幼魚の時は体色がもっと白っぽくてカワイらしいようですが
残念ながらまだ見た事はありません。

この時もこのポイントの例に漏れずニゴニゴに濁っていて
水面からでは数m下の海底の様子もわからずな状態。

潜って泳ぎながら被写体を探していて、コイツを見つけて
とりあえず1枚撮って浮上、海面からはすでに濁りでコイツを
目視できず、息を整えているうちに完全に見失いました(^_^;

結局、何度潜って探しても見つける事は出来ずじまいなのでした。

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2012年06月18日

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Canon PowerShot G11

黄色いボディに黒いポイントのある姿から、あの人気キャラクター、
ポケモンのピカチュウに似ている事から「ピカチュウ ウミウシ」の
通称で親しまれているウデフリツノザヤウミウシです。

このウミウシの色彩だけでもピカチュウに似ているんですが
褐色の海藻の先端まで来て行き先を失って丸まっている姿が、
ピカチュウがサトシの肩に乗っかっている所を横から見た姿に
それこそソックリだと思いませんか!!

と言っても、ポケモンは最初期の頃しか見た事が無いので
最近のはわかりませんが、今でもサトシって居るのかな?(^_^;
ピカチュウは流石に居るでしょうねw



*ポケモン及びピカチュウは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です


 

追記

なんと!
タイムリーな事に、コメント欄で話題に出た、グレープフルーツの臭いがする
ヤマトメリベというウミウシが昨日17日に大阪湾で捕獲されたそうです!
その大きさが何と40cmもあるそうで、重ねてビックリですw
ソースは
こちら



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2012年06月17日

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Canon PowerShot G11

会いに行くにはスキンダイビングの限界を感じ、撮影の為に
Cカード取得のキッカケの1つとなったヒレナガネジリンボウ。

名前の通り、背ビレが長く、ネジり飴様の模様が入った
共生ハゼの仲間です。
ヒレの長くない「ネジリンボウ」という種類も居ます。
共生するエビは、テッポウエビの中ではカラフルでかわいい
ランドールズピストルシュリンプが多いようです。

2匹がかりで高度、方向を手分けして見張っていますが
この写真を撮らせてくれると言う事は、ボクの事は
危険要因では無いと認めてくれたんでしょうかねw

この組み合わせは、昔にアクアリウムで飼育していた事もあり
余計に思い入れもあったんですが、生息深度が-15m程度より
深い事から、素潜りでは断念していたのです。

実際に海底で、水槽内で見ていた様子と同じ事が観察できたのは
Cカードを取得した甲斐があったというものです(^ω^)/

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2012年06月12日

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Canon PowerShot G11

マリリンモンロー定番のカットのように、スカートがフワっと
めくれ上がって、口の部分が丸見えになっているのは
オトヒメウミウシでしょうか。

このウミウシは、このように外套膜のスカートが何度もフワっと
めくれながらもズンズンと進み、何度かシャッターチャンスをくれた
いい被写体でした。

ウミウシにも眼があるという事をどこかで読んだんですが
どこにあるんでしょうかねぇ(^_^;
全部模様のようにも思えるし、それとももっと違う場所にあるのかな?



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2012年06月10日

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Canon PowerShot G11

いつも色んな表情を見せてくれるイシガキカエルウオですが
やっぱり梅雨入りした空模様が気になるようですねw

イシガキ君「明日は晴れるかなぁ~」


とうとうと言うか、やっとと言うか、関西も梅雨入りしました。
ジメジメは嫌だけど、雨が降らないとそれはそれで
色んな方面で困るんでしょうけどね。


我が家の防湿庫がボロいので、まさかの故障や停電に備え
念の為に除湿剤と防カビ剤を庫内に入れています。
湿度は45%±5%なので乾燥し過ぎにはならないようですね。

ウチは古い戸建てなので湿気が多くてイヤになります(^_^;

この時期、カメラやレンズのカビには気を付けましょう。


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2012年06月07日

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Canon PowerShot G11

通常は黒っぽい色と、半透明な部分に色が分かれた
イロワケガラスハゼですが、この時期は婚姻色なのでしょうか?
赤く色付いていて、卵を保護している個体を見る事が出来ました。

わかるでしょうか?
サンゴの上の方のポリプが無くなって、白っぽくなっています。
ガラスハゼの尻尾からサンゴの先の白い部分の、サンゴと
バックの水中との境界辺りに、白っぽい半透明なプツプツが
見えると思いますが、それが保護中の卵なんです。

この卵、肉眼では確認出来ないほど小さいんです。
撮影して拡大してやっとわかるくらい。
このガラスハゼが2㎝程度ですから(^_^;

さて、卵が付いているサンゴの白い部分。
この部分のポリプは、ガラスハゼがついばんで無くしてしまい
サンゴの骨格をむき出しにして卵を産み付けるそうです。

しかし、卵が孵化してしまうと、あっという間にポリプは
復活して元に戻るそうです。

高水温や水質悪化等による白化現象とは違って、その程度の
部分的なダメージには負けない、凄い回復力を持っているんですね。

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2012年06月03日

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Canon PowerShot G11

よくトサカ類に生息する、少し透き通ったハゼの仲間。
スケロクウミタケハゼです。

しかし何で助六なんでしょうかね?

生息環境的には無理があるけど、スケロクウミタケハゼと
オイランハゼの2ショットなんて撮れたら洒落が効いてて面白いかもねw


この写真のトサカは本当はこんな緑では無いんですが
何の具合かこんな色合いに写ってしまってます(^_^;
でもちょっと雰囲気がいいのでこのまま採用。

白っぽいトサカと底砂の反射で、ストロボの調光が難しくて
すぐに飛んでしまったり、上手く光が当たらずポリプの影になったり
透明っぽい身体ゆえコントラストが低くてピントが合わなかったり
なかなかに難しいのですが、じっとしててくれるので何度も撮り直し
させてくれるいい被写体でした。



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2012年06月02日

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Canon PowerShot G11

細かい物がウジャウジャしている物苦手派な方、ごめんなさいw

このたくさんの芽吹いた目のような物は、ハナビラクマノミの発眼卵で、
卵の中の稚魚が、今にもハッチアウトしそうな状態です。

親クマノミが盛んに水を送り、そろそろ今夜にでもハッチアウトするぞ!
っていうタイミングでナイトダイビングに挑んだんですが、この日は
とうとう、ハッチアウトはしなかった模様…。
翌朝もこのままの状態だったようです。


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親クマノミが世話をしている(ように見える)ところ。

いかんせん、ライトの光で親の邪魔をしないように、との事で
ほとんどライトを照らせない状態なので、AFが効かない(;´Д`)

撮影は非常に辛い状態で、成魚が写っているのは
こんなショットしかありませんでした(^_^;

しかも、横着してカメラのバッテリーを交換しなかったので
このポイントに着いた頃には既にバッテリー残量警告が出てるしw
やはり、いくら前ダイブでのショット数が少なくても、横着せずに
バッテリーは交換しないといけませんね。

ボケボケ写真ですが雰囲気だけでも感じてくださいw




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2012年05月30日

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Canon PowerShot G11

サラサウミウシでしょうかね。
普通種で珍しい訳ではないようですが、この個体は触角の色がちょっと違う?
それとも割と個体差があるのかな?

ウミウシはナメクジのような感じで、素早く逃げられる事がないから
魚よりは撮影はし易いんですが、やっぱりそれなりに動いて移動するので
動きを先読みして撮影することになります。

退屈な写真にならないように撮るのはなかなか難しいですけど
キレイな体色に助けられる部分も多いですね(^_^;


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2012年05月28日

ご無沙汰しております。

今回からは、タンクを背負ったスクーバダイビングで撮影した写真も
チョコチョコっと登場します!



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Canon PowerShot G11

念願のピグミーシーホース!
ピグミーと名が付くだけに、体長は1㎝も無いくらいに小さい
タツノオトシゴの仲間です。

なんとなんと、3匹のピグミーが集合しています。わかるかな?
尻尾を巻き付けてしっかりとサンゴを握っているのがかわいいですね!



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このサンゴの反対側からのショット。

タツノオトシゴの仲間は、オスの腹部に育児嚢があって、
そこに産み付けられた卵は孵化し、まるでオスが稚魚を
産むように見えるようです。




このような、素潜り(スキンダイビング)ではどうしても見られない、
撮影もできない深度に生息する生き物達に会う為に、たまには
タンクを背負ったスクーバダイビングも取り入れる事にしました。


その甲斐あって、念願のピグミーシーホースを見る事が出来ました!
嬉しぃ~♪



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2012年01月22日

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Canon PowerShot G11

ミッドナイトブルーという色は、こんな感じでしょうか。
いや、本当はもっと深い濃紺なのかな?
この写真の撮影は20時頃なので真夜中って訳でもないし(^_^;

ほぼ満月の夜の海ですが、SSを長く開けて撮影すれば
月は飛んでしまいますが、肉眼で見るのとはまた違った
海空の景色を写し取る事が出来ます。
例えばこの写真の場合は15秒間。


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Canon EOS Kiss X3 EF-S 55-250mm F4-5.6IS

この日の月を撮った写真がコレ。
この時はEOS Kiss X3とKitレンズを借りて撮影。
等倍の切り出しです。立体感が無いけどKitレンズだし
こんなもんでしょうかね(^_^;
ちなみにこちらの写真のSSは1/400秒。

月の模様と、夜の海空の両方をハッキリと写し取る事は
残念ながら通常の方法では無理ですね。
ハーフNDフィルターを使えば出来るかな?
でもそうすると空の色が真っ黒になるか。。
合成なら手っ取り早いけどw

ところで、1枚目の写真ですが、水平線を見ると右下がりに
傾いているように見えませんか?
しかし、グリッドを表示させて確認すると、ちゃんと水平線は
水平になってるんですよね。
目の錯覚なんでしょうね(^_^;

(00:00)

2012年01月10日

120110101120
Canon PowerShot G11

アクアとかアクアブルーという名前の色、そのままの海の色ですね。
加計呂麻のなかでも、リーフに囲まれた遠浅のこの海岸は
白い砂地なので晴れていると抜群に綺麗です。

ここでは塩の生産もされていて、我が家では料理によって
この海岸産の天然塩を使っています。
もちろん、醤油もたまりも奄美産ですw

写真では魚も写っていませんが、もう少し移動してサンゴなどが
群生しているエリアに行くと、魚もたくさんいますよ。

観光者の身勝手な希望ですが、出来ればこの先も開発されずに
このままこの静かで綺麗な海岸を維持していって欲しいものです。

(00:00)

2012年01月01日

120101120101-1
SONY α55 SAL70300G

新年 明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

今年も、「謹賀 卯年!」と同じ場所の初日の出の写真です。
残念ながら、この場所で定点観測的な撮影を始めて以来
初の曇り空で、初日の出写真としては不発。

しょうがないので、夜明け前の雰囲気にしてみた。つもり(^_^;



120101101122
Canon PowerShot G11

さて、今年は辰年なので、龍っぽい魚の紹介です。

写真は、イシヨウジウオという、その名前の通り爪楊枝のような
細長い身体をした魚で、分類的にはタツノオトシゴと近い種です。
というか、タツノオトシゴがヨウジウオ科なんですけどね。

繁殖形態もやっぱりタツノオトシゴと同じく、雄が出産します。
雌が雄のお腹にある育児嚢に産卵、孵化し、稚魚として生まれ出ます。

写真では大きさがわかりにくいですが、爪楊枝というより竹串でしょうか。
太さは菜箸より少し細い感じ。

ピンクにドットの入った吻がかわいいですねw

(00:00)

2011年12月19日

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Canon PowerShot A630

1年ほど前に「ブサイクでゴメン!」のエントリでブサイクな
写真を紹介したままでした(^_^;
今回は、にっこりスマイルの可愛いイシガキ君の紹介です。

しかし、どうして魚が笑ってるように見えるのでしょうか?

口の辺りに口角が上がったような線の模様があるので
スマイルのように見えるんですね。


111219101120
Canon PowerShot G11

写真は、違う日、違う場所、もちろん違う個体ですが、
ピントが怪しいけど、丁度わかりやすい写真があったので。

この写真でわかるように、線の上に本当の口があるんですねぇ。

胸ビレを足のように使って、身体を支えてますね。
少しでも高い位置から周囲を見る為でしょうか。

いつも色んなポーズで被写体になってくれる、とても好きな魚です。

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2011年07月14日

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CANON G11 クローズアップレンズNo.10

この、大きな口を開けて威嚇をしても怖くない
カラフルな生物はなんでしょうか?

これでも、ハナヒゲウツボという立派な魚なんです。
このサビウツボと同じウツボの仲間です。

体長は1.2m、奄美以南のサンゴ礁域に生息しています。
想像しにくいですが幼体~若魚の間は真っ黒なんです。
成長してくると写真のように鮮やかな青色に変わり、
さらにこの後、黄色にも変色するそうですが、ボクはまだ
見た事はありません。

しかし、もっと驚きなのが、魚にはよくある事ではありますが
性転換をおこしながら成長し、体色を変化させているのです。
写真のように雄相の青色を経て、雌相の黄色へと変化するようです。

こんな体色なので、口の中はどんな色をしているのかな?と
思ったんですが、普通に中は白っぽい色なんですねw




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CANON G11 クローズアップレンズNo.4

横から見たら、こんな感じ。

岩やサンゴの隙間や穴からニョロニョロ、ニュルニュルと
出入りを繰り返しています。

が、めったに全身を出す事はありません。
危険を感じるとすぐに引っ込めるようにしているようです。


このハナヒゲウツボはキレイな見た目からか、ふつうのウツボのように
クローズアップレンズで近づいて撮影しても、恐怖心を感じませんw
本当は噛み付いてくるのかな?(^_^;


黒い体色の時期の若魚も、いずれ紹介したいと思います。






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2011年01月25日

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Canon G11

近未来SFの回路?
それとも迷路?

このサンゴは面白い模様をしていますね。
名前がちょっとわからないんですけど(^_^;

クローズアップレンズNo.4での撮影です。
本当はNo.10でもっと寄って撮りたかったんですが、周囲の岩や
サンゴに阻まれて、No.10で合焦する距離まで寄れず、泣く泣く
No.4で撮影しトリミングしています。




(01:00)

2011年01月19日

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Canon G11

バッタのようなこの魚は、ヒトスジギンポ。

イシガキカエルウオと少し似ていますが、バッタっぽい要因である
触角のような皮弁がイシガキ君よりも目立ちますね。

体の模様は上下で白黒のように別れ、名前の由来と思われる
縦(頭から尻尾方向)に筋が入ります。


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全身が写ってなくてわかりにくいですが、こんな感じ。

イシガキ君もかわいいですが、このヒトスジギンポもかわいいですねぇ。
やっぱりボクのストック画像にはギンポ系が多いですw




(01:00)

2011年01月14日

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Canon G11

シライトウミウシでしょうか。
なかなか色合いもキレイで、アクアリウムでも人気があるようですね。
ボクも以前飼っていた頃に、こんなキレイなウミウシが付いてるライブロックを
選んで買って、ウミウシ1匹オマケで付いて来てラッキー♪だった事がありました。


ウミウシというだけあって、牛の角のようにしっかり角が立ってますねぇ。
しかし、海牛と漢字で書くとマナティなどのジュゴン目を指すそうです。
カタカナでウミウシならこっちのウミウシ。ややこしいなw 

この角のようなものは触角で、写真では見えないですが後ろにある
フサフサなのは鰓。ドリルのような角ですがもちろん柔らかいです。

この撮影地は、こんなに水が緑色をしている場所では無いんですが
背景が緑っぽい岩なのか、こんな色になってますね(^_^;

さらに、ウミウシの左右の淵にパープルフリンジがしっかり出ていますねぇ。
これはクローズアップレンズNO.10の影響が大きいと思います。




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